お葬式Q&A

法定伝染病で亡くなったとき、特に注意する点があるでしょうか。

法定伝染病とは、伝染病予防法で定められた、コレラ、赤痢(せきり)、腸チフス、パラチフス、痘瘡(とうそう)、発疹チフス、しょうこう熱、ジフテリア、流行性脳脊髄膜炎(のうせきずいまくえん)、ペスト、日本脳炎です。
法定伝染病で死亡したときは、病院や保健所の指導のもとに、家族が十分に消毒を行います。そして、市区町村役場の許可を得てはじめて移動や埋葬ができるようになります。法定伝染病では火葬になります。また、担当官庁の許可があれば、24時間以内でも、埋葬または火葬することができます。

遠くの知人宅に不幸があり、供花を贈りたいのですが。

供花は喪家の都合もあるので、贈る意志を伝えて喪家から手配してもらうのがよいでしょう。あとで供花料として喪家に送ります。
当社では式場に合うよう供花の内容にも配慮していますので、気軽にご依頼ください。

葬儀、告別式とも間に合わないため、お悔やみの電話を入れたいのですが。

日頃からとくに親密な付き合いがない場合、電話で弔意を述べるのは考えものです。喪家では取り込みの最中であり、遺族も悲しみにひたる間もなく、対応に追われていることが多いからです。一般的には弔電を打って気持ちを伝えるとともに、できるだけ早く弔問にうかがいます。

故人の会社関係の方々から供物が贈られました。並べる順序がわからず困っています。

故人との係わりが深い順に、また、贈り主の社会的な地位も考慮して柩に近いほうから祭壇の左右へと配置します。取引先からの供え物が多きときは「順不同」のことわりを添えるとといでしょう。

車でかけつけたため、ふるまいの酒を遠慮したいのですが。

飲酒運転の危険性は、よく知られています。酒はお清めの意味をもつといわれますが、すすめられた場合は車で来たことを告げ、ていねいに辞退しましょう。

グループを代表して葬儀に出席しました。受付ではどう記せばよいのでしょうか。

数名を代表して参列するときは組織名に加えて、有志あるいは一同と書きます。代表として会葬者の名前を記すと、喪家が芳名帳を整理するのに便利です。

新聞広告にご厚志ご辞退とありましたが、すべて控えたほうがよいのでしょうか。

故人や遺族の希望で供えものを辞退する場合があります。「ご厚志ご辞退」は香典や供物、供花の遠慮を表しますが、「供花・供物ご辞退」とあるときは、喪家によって香典を受け取る場合があるため用意し、受付や会葬者のもようで判断するとよいでしょう。

香典のめやすを知りたいのですが。

香典の金額は故人の地位や付き合いの深さ、地域によって異なりますが、「金銭から見た付き合い調査」(S銀行調べ)では、縁者の場合、両親で五〜十万円、兄弟で五万円。一般的な付き合いでは近所が三〜五千円、親しい場合は五千円~一万円、ビジネスがらみで一万円が標準といったところです。

寺院に差し上げるお礼にはどんな種類がありますか。

お布施とは、現在では寺院に渡す謝礼をいいます。臨終から葬儀までの間に、御布施、枕経、通夜経、灰葬経、御膳料、御車料などが発生します。